noname420の名もなき日記

no face, no name, no number

「Classic Yes」のCDを図書館で借りた

息子がこの春から高校3年生になり、進路をどうしようかとあれこれ話し合ったり言い争ったり、しばらくゴタゴタする年になりそうだ。落ち着くべき結論に落ち着いて、納得した将来に向けて本腰を入れて頑張ってほしいと思うだけである。今までは運にも思い切り味方されてあまり苦労もせずにすいすい来たので、ちょっと無根拠に自信過剰なところが親としては感じられて、そんなに甘いもんやおまへんで、もっとマジメにやれえ、と「帰ってきたヨッパライ」の神様みたいな声を出したくなる。

それはいいとして、そういう時期なので自分が受験生だった頃を思い出そうとしたりしている。しかしどんな勉強をしていたのか、ほとんど覚えていない。覚えているのは、ロックをよく聴いていたことだ。当時の自分は受験のための学習よりも、60~70年代の英国ロックの学習に余念がなかった(よく受かったものだ)。都内の人口過密地域に住んでいたので、近隣には図書館がいくつもあり、CDを貸し出している図書館を自転車であちこち渡り歩いてはロック名盤を借りまくり、テープに録音しまくっていた。

そんな中で出会ったアルバムの1つがイエスのベスト盤「Classic Yes」だった。これはとてもよく聴いた。自分が受験生だったのは1990年から91年にかけてだから、もう35~6年も前のことになる。なんてこった。「Heart Of The Sunrise」(燃える朝焼け)で始まり、黄金時代の代表曲を網羅したベスト盤。

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これをさっき近所の図書館で見つけて、36年ぶりに再びCDを借りてきたのである。この曲順で聴きたかったのもあるし、手元に音源がない曲もいくつか収録されているのである。2曲目の「Wonderous Stories」(不思議なお話を)は、収録アルバムを持っていないのでかなり久々に聴く。

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懐かしいなあ。改めて聴いてみると、「不思議なお話を」はプログレ感が薄くて高音域を飛び回るベースが目立ち、結構ビートルズっぽい。よくカセットで聴いていた当時は印象が薄い曲だったけど、浮遊感のある良曲じゃないか。

ほかには、CDの最後に入っている「Roundabout」と「I've Seen All Good People」のライブバージョンも、オリジナルアルバム未収録。ここで聴ける「Roundabout」のライブは疾走感があって好きなのである。「こわれもの」のスタジオバージョンより先にこちらを聴いていた。

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「I've Seen All Good People」のライブバージョンも熱い。最後に各メンバーの紹介を兼ねた短いソロパートが入るのが楽しい。

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結局、このベスト盤に入っていた「不思議なお話を」以外の曲は、3枚のオリジナルアルバムを買って聴きまくることになった。まだCD初期の時代である。10年ぐらい経った頃か、音質がかなりクリアになったリマスター盤が出て、全部買い替えた。若い頃はピキパキとした鮮明な音を聴いて喜んでいたけど、今になって古いベスト盤CDの少しくぐもった音に接すると、これも全然悪くないな、むしろ今はこっちの穏やかな音の方がいいかも、とさえ思った。

CD付属のライナーノーツはロッキング・オンの市川哲史氏が書いていて、これも36年ぶりに読んだと思うけど内容はかなり覚えていた。当時はほんとに熱心にロック関連の文章を頭に刻み込んでいたのである。こんなだったから、受験勉強のことなんて覚えていなくても無理はない。